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静岡発!「整理収納」なるほどレシピ
Vol.141 インテリアを楽しむ暮らし

静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)

皆様、明けましておめでとうございます。今年はどんなお正月を過ごされましたか? カレンダーをみると連休がうまい具合につながり、ゆっくり休まれたのではないでしょうか?

昨年は元旦の夕方4時に能登半島地震が発生しました。あれから1年。いまだ完全復旧とはいかず、罹災者の方も大変な一年を送られたと思います。私の身内(主人の甥)もボランティアで現地に行き、その時の事を詳しく話してくれました。一日でも早く元の暮らしに戻られることを願っております。今年は巳年ですが、ヘビは脱皮を繰り返すことから「復活と再生」を連想し不老長寿や強い生命力に繋がる縁起のいい動物と考えられています。この巳年の良さがそのまま能登の皆様の復活再生につながると嬉しいですね。

そう言えば、昨年6月に亡くなった叔母も巳年でしたが、幼少の頃から体が弱く、20代で結核を患い病院での生活を余儀なくされましたが、その後ヘビのごとく復活そして再生。スキー、水泳、登山、マラソン、など多くのスポーツをやり、たばこもお酒も嗜む人で、大腿骨骨折から肩の骨折もやったのに96歳まで呆けることもなく、最後はコロッと亡くなりました。まさしく巳年生まれの特徴そのままの人生だった気がします。人に嫌われがちなヘビは私も苦手ですが、干支の巳の恩恵は受けていきたいと思っています。そして、七福神の一員である弁財天はヘビの姿をした神として祀られていることから「ヘビの抜け殻を財布に入れておくと金運がアップする」と言われますね。やっぱり一番恩恵を受けたいのはここ!!どうか金運が空からどんどん降ってきますように。

インテリアグッズもずっと同じじゃ飽きちゃう

我が家は今年の6月で築13年になります。大人二人だけの生活なので、キレイなままのつもりでいましたが、生活していくと床に椅子のキズがついたり、巾木と床の境目が汚れたり、壁紙のつなぎ目が見えてきたりと、劣化は否めません。それでも何とか終の棲家として最後までこの家で暮らしたいので、ひどい状態にならぬよう、気が付いた時点で掃除や補修し再生していく努力は怠りません。

ただこの家で暮らしをスタートした時と比べ、確実に増えたのが「モノ」です。 家に入ってくる経緯としては「もらう」「買う」です。もらう行為でいえば、景品や粗品やおまけの類は断ることができても、双方の関係に響くようなモノは断ることもできない場合もあります。

そこで気をつけているのは、もらったとしても使い切れるモノ(少量の洗濯洗剤やキッチン掃除グッズなどの消耗品)は優先的に使うようにし(極力当日)形があっても不要だと思うものは、なるべく次の人の手に渡るように意識して行動しています。

他にも、イベントで使った小物、例えば100円ショップで買ったクリスマスの飾り物などは終わったらなるべく処分。毎年取っておけば、どんどん増えるだけなので、安価で手に入れたモノは思い切って処分するようにするようになりました。もちろん最初は取っておいたのですが、新しいモノが出てくると前のモノにときめかなくなり新鮮さがなくなるのも何度か経験。楽しむ飾り物は、その都度買った方がワクワクするということも分かりました。しかも来年は必ず使うのか分かりません。使うかハッキリしないモノは無理して取っておかないと決めると保管の場所の心配もしなくて済みます。取っておくことが善で、処分することは悪という考え方も時と場合と割り切ると気持ちも軽くなるものです。

温故知新・日本の行事と節句を見直す

リピーターのお客様は接客業をされていますが、受付のスペースと待合室をとても上手に飾っています。私はその都度の飾り物の片付けのお手伝いをしていますが、年数を追うごとに飾り物もだんだん増えていく。そこでお客様も気を付けて収納する入れ物の中に入るだけの量と決めており、いっぱいになると、古くなったモノと新しいモノの新旧交代をされています。その入れ物は同じ形、同じ素材で持ち運びやすい取手付きのモノ。高い場所にも入れやすい軽量なキャンパス地なので出し入れも楽です。収納スペースに並べているので見やすい形になっています。そして戸を開けた時に、瞬時に何が入っているのか分かるように、ラベルに中身を明記してあります。お正月・節分・お雛様・五月の節句・七夕・お月見・ハロウィン・クリスマスなどです。これで出し入れはスムーズになるので、お客様の楽しみの作業のひとつのようです。

家の中は、絵や額やタペストリー、写真、置物、記念品、フィギュア、観葉植物、花などどのご家庭でも多種多様な飾り物があるでしょう。家の歴史をかたどるモノは暖かく和ませてくれますし、暮らしに華を添えてくれますね。 近年は季節感が薄らいできましたが、昔からある年中行事や節句の飾りも継承していきたいことです。海外から入ってきたハロウィンやクリスマスも素敵ですが、実は日本の行事は季節ごとあるので、日々の暮らしに加えてみるのもいいでしょう。時々、増えすぎて飾り物の収納に困らないように、見直すことにも意識をしながら、あなたなりのセンスで素敵なインテリアを楽しんでくださいね。

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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介

静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。

ブログ「ビバ!スタイル整理収納アドバイザー 佐藤慶子」

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