静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)
皆さま。こんにちは。言うまでもなく、茹るような毎日ではありますが、いかがお過ごしでしょうか?
我が家には、普通の掃除機とハンディタイプの掃除機の2台を使っています。ハンディタイプは持ち運びができるのでよく使いますが、コードタイプのモノとは違い、意外に早く充電が切れてしまうのが難点です。そのハンディタイプの方を使っていたある日。動かしているあいだ中、抑えている部分がどんどん熱くなってきたではありませんか!夏以外では経験しないくらいの熱さをその部分から感じて怖くなってきました。そのうち、突然爆発しちゃうんじゃないかとドキドキ。それは、掃除をしている間だけでなく、本体を充電し、充電が終わる頃には差し込み部分もカッカッと熱くなっていたのです。
世界中のあちこちで山火事の発生も起きていますね。もしかしたら、自然の大きなところだけでなく、家の中にも今までとは違う暑さのために、危険を及ぼすモノが潜んでいるかもしれません。日が当たるところに、うっかり置きっぱなしの揮発性のボトル缶とか、バッテリーとか。素人なので、果たしてどの程度の危険度かは分かりませんが。太陽の日がガラスに反射し、黒い紙が自然発火した話も聞きました。
偶然が悪い方向に一致しないよう家の中の見直しも必要ですね。ただ、暑いことも悪いことばかりでもなく、あまりの暑さに蚊の発生は格段減ります。ところが蚊との戦いがなくなり、虫刺され用の薬をつけなくなっても、今度はあせも用の薬が必要になる。どちらにしても我慢だけは必須のようですね。
家の中のいらないモノがお小遣いに!
家の中で、要らないモノが出てくると、即紙袋などに入れておきます。つまり家の中で要らないモノは、アウェイとして別物として意識します。ここ何か月間は、それらがある程度たまると、エコリングさんという買い取り専門店へ持って行くようになりました。買取り専門店だと高級ブランドだけのような感じでしたが、そこは例えば、半端な食器でも重量で値段がつきますし、捨てるつもりでいた壊れたメガネでさえ値段をつけてくれました。もちろん買取できない品もあるので、どうぞご確認くださいね。エコリングさんブランド買取・査定ならエコリング (eco-ring.com)
今まで手放したモノで後悔したモノはありません。明細を見なければ思い出せないくらいです。と、言うことは家の中には自然に増えた不要なモノは意識をすれば案外あるということです。しかも、ここ数年の物価高は暮らしをどんどん窮屈にしています。私は少しずつ要らないモノが減っていくうえで、「なくて済む」ということが見えてきました。安易に買うことのセーブもできる自信がつきました。それが分かると厳しい物価高にも対処できるようになるのではないでしょうか?
何度か行って売れた代金ですが、そのまま大事に取ってあります。少しずつでも溜まっていくと、次の要らないモノを探し出す励みになるのは嬉しいコトです。もちろん金額には差があり、例えば壊れた貴金属でも、金の高騰で高く値段がついた時もあれば、1,000円以下の時もあります。
家の中には、お金に変わる要らないモノが実は隠れていると思えば、暑い中でも探し出す元気がきっと湧くと思います!
敬老の日の贈り物にお片付けプレゼントはいかが?
先日、地元の高齢者の皆様対象のお片付け講座を開催しました。70歳以上の元気いっぱいの皆さま方々です。内容も終活に近い話になりましたが、何度か笑いも起き、私の話にうなずく方も多かったので、手応えありと心の中で思っていたのですが、最後の質疑応答の時から様子が変わり、一人の男性が現役時代のスーツが未だに片付けられない、処分できないと漏らした途端、他の方も同調。そこから片付けられない自慢が始まったのです。むしろ、その時の方が笑いは大きかったように思えました。高齢者の皆様にとって、片付けはしなければならない・・という気持ちはあっても、モノに囲まれ思い出を同じ空間に置いて暮らしていくシアワセの方が大切なのかもしれないと感じた次第です。モノのない時代に生き抜いてきた皆様。またその上の方々の価値観を伝承してきた世代なので、後世の私たちとはギャップがあります。むしろ変えていかなくてはいけないのは私たちの世代だと思ったのです。
若い皆さんは、モノにとわられず、モノの整理や収納、片付け方の情報も多く、個性を活かして上手に生活していると思っています。高齢者の皆様が声を揃えて言うことは「自分が死んだら全部捨ててもらって構わない」
そうであるならば、その下の私たち世代が受け止め、ここから下の若者に片付けを回さないようにするのが一番いいのではないかと感じたのであります。
少し先の話ですが、9月には敬老の日がありますね。この日におじいちゃん、おばあちゃんへのプレゼントは形のあるものと一緒に、片付けプレゼントもいかがでしょうか?ぐいぐいいくのではなく、例えば力が必要ない古い本をまとめて処分してあげる。カーテンの洗濯。整理できていない写真の整理。届かないところの掃除。着る服と着なくなった服の選別。暑くて夏にはやれなかった草取り。ほんの1時間でもおじいちゃん、おばあちゃんと会話しながら一緒に過ごす時間や、体を使っての労力はきっと喜ばれるはずです。もしかしたら泣かれちゃうかも。
昔とちがって、頭を使う整理や体を動かす片付けは億劫になりがち。そんなおじいちゃん、おばあちゃんへの片付けプレゼント是非おススメします!
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⇒Vol.100 コラム掲載100回と築9年の家の歴史に思うこと
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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。