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静岡発!「整理収納」なるほどレシピ
Vol.119 片付けの振り幅を最小限にする効果

静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)

皆様 こんにちは。
本格的な春が近いのか、寒暖の繰り返しで2月でも4月の陽気になったり、県内でも海の近くで雪が降ったりめまぐるしく変化していましたね。体調も崩しやすい時期ですが、皆様はお変わりないですか?

私事ですが、昨年の4月から始めたディスコワールドという、かなりハードなダンス(週一回1時間)が終わったあと、暑い暑いと上着も羽織らずいたらあっという間に冷え、それが引き金で風邪をひいてしまいました。
運動不足解消と健康維持が目的なのに失敗失敗(汗)アイススケートの選手も息が切れるような激しいスケートを滑ったあとは上着を羽織りますし、それは陸上選手も同じで走り終わったあとは即ジャージを着ますものね。もっと労るべきでした。

今回の風邪は発熱なし、喉の痛みなし。くしゃみと鼻水鼻声だけの症状は5日ほどで回復しましたが、春も名ばかりで4月頃までは、朝夕冷えることも多いので、皆様も油断なさらずお過ごしくださいね。

今月13日からはマスクの着用は<推奨せず個人の判断に委ねる>ことになりました。
これで堂々とはずすことができると喜んでいましたが、上唇の上にポツンと何かができたため、今までは飛沫防止とパフォーマンスのマスク着用でしたが、そのポツンが消えるまでは、美容のためのマスク着用になりそうで・・・。

私のマスク解禁はもう少しあとになりそうです。

築10年間の屋根の汚れ

さて、我が家も新築から今年の6月で丸11年を迎えようとしています。
そこで10年経過したため、先月は外壁塗替え工事をやりました。

外壁の塗替えは2週間ほどで終了。建てた時の色がとても気に入っていたので、今回も同じ色にしました。
壁の塗替えだけのつもりでしたが、近所の友人が、そのお宅の2階から我が家の屋根を見た時に、とても劣化しているように感じたと教えてくれたので、家を建てた時の工務店さんにみてもらうことにしました。

すると「建てた時に上質の材料を使ったので劣化ではなく、多分汚れでしょう」とのこと。
すぐ手配してくださり洗浄することになりました。職人さんが、業務用の洗浄機材で(元が剥がれないように気をつけながらも)屋根をシューッと洗ってくれたならば、誰もが「えっ!!」と驚くほどキレイな屋根が現れたのです。
最悪、洗浄でダメならば屋根の塗替えにも波及しそうな状況だったので心の中で思わず「バンザ~イ!」と叫んでしまいました。

我が家は平屋。北側道路で東、南、西の三方は2階建ての住宅に囲まれています。
もしかしたら湿気が溜まり、屋根に苔&汚れがびっしりついたのかもしれません。
外壁も屋根も一皮むけたように元の色が戻り10年前の新築した時のような外観になったので、もっともっと家と暮らしを大切にしていこうという気持ちになりました。

この事例を片付けに当てはめて考えてみると、苔や汚れが気が付かないうちに広がったように、家の中も気が付かないうちにモノは増えていくと思われます。
なぜならば、入ってくる量が出る量よりも絶対的に多いからです。

モノは増えても活用できれば何も問題はありませんが、そのうち不要なモノに変わることもありますし、最初から不要と分かっていても家に入ってくることもあります。
洗浄機よろしく、シューッときれいサッパリ取り払えばあっという間に片付きますが、モノなのでそうもいきません。
人の手を借りなければモノは自分で動きはしないし、片付くわけではないのです。

皆様も片付けの振り幅が少なく済むように、日々モノと向きあってくださいね。

本人自宅実際の屋根画像(ビフォー)
試しに洗浄した部分と汚れた部分の差がハッキリ分かります。
本人自宅実際の屋根画像(アフター)
洗浄が済んだ屋根はすっかりキレイになりました。

モノは勝手に増えたり減ったりしない

モノを溜め込まないようにするには、暮らしに合うモノのちょうどイイ量を見つけることが大事です。一番手っ取り早いのは「入れ物から持つ」こと。

例えば、紙袋はどこのお宅にもあるもので、ある程度ないと不便です。
しかしエコバックの普及で紙袋をもらう機会が少なくなり、一時困ったことがありました。

新聞紙は紙ひもで縛って資源ごみで出せるのですが、住んでいる自治体では雑紙類として(菓子箱、買った時に商品が入っている箱、メモ用紙、ノート、終わったカレンダー他諸々)などは捨てる時は紙袋に詰めて縛って資源ごみとします。
細かくちぎれば、ゴミとしては捨てられますが、やはり市民としては協力したいですね。
そのために紙袋は必須なのです。

この前まで足りないと危機感を感じていましたが、お正月でやり取りがあってから急に増えました。
ただ紙袋を収納しているボックスがあり、そこに入るだけとし枠を決めているので溢れ出すことはありません。

枚数まで決めているわけではありませんが<ざっくりそこに入るだけ>としています。
ボックスが膨らみ、収納するのが窮屈になれば、使いにくそうな袋は、それ自体を雑紙として間引きします。そしてボックスの中にゆとりを持たせるのです。

決して大きな行動ではないのですが、生活していく上で日々のちょっとした意識で家の中のモノの数は適正量を保てるようになります。

※実際の画像:紙袋は横に並べると、サイズやマチの大きさ(幅)がひと目で分かります。取っ手の部分が引っかからず取り出す時にもストレスはありません。

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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介

静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。

ブログ「ビバ!スタイル整理収納アドバイザー 佐藤慶子」

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