静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)
皆さま こんにちは。
今年もいよいよ最終号となりました。一年は本当に早いものですね。そろそろクリスマスのプレゼントやお正月のお飾りも用意された方もいらっしゃるのでは?
私は毎年「今年こそは早いうちにコトを片付けよう」と思っていても年賀状もギリギリ、お正月の支度もバタバタしながらやっておりました。
以前、お正月に使おうと100円ショップに菜箸を買いに行った時、どこに行っても売り切れていて二組の菜箸のために年の瀬あちこち奔走したことがありました。「無駄な時間を過ごしてしまった」と後悔したことを今でも覚えております。
その反省から今年は早い準備を心がけました。お歳暮も早めに送り年賀状の印刷も早々に申し込みました。ひとつ早めにコトを始めると他のことも意識するようになっただけでなくイイことがたくさん!
お歳暮も年賀状も早めの申込みとなると割引になります。申込みの際も混んでないのでスムーズにできます。早めのプランは年末に必要な費用捻出も計画が立てやすい。金融機関もそれほど混みません。特にお年玉用のお札も新券が手に入りやすいのです。また、昨年一人暮らしになった母のために一人前のおせち料理を初めて注文しましたが、とても喜んでくれたので今年もお願いすることにしました。数に限りがありましたが、それも無事に注文できました。なにより、早い段階の行動は全てに安心!途中で何かあっても対応ができる余裕がありますね。
最後に、年末は家から出したいリサイクルするペットボトルや、紙物(新聞・雑誌・雑紙)※自治体で異なります・・・などスーパーやリサイクルステーションでも受け入れしてくれなくなります。これもチェックが必要ですね。お正月はやっぱりキレイになった家で過ごしたいもの。少しでも早い行動でゆとりのお正月をお迎えください。今年もご覧くださりありがとうございました。
毎月の予算は無理なく楽しみながら使う
原油の高騰であらゆるモノが値上がりしています。主婦にとっては頭のイタい問題ですよね。
我が家ではリタイアした主人がアクティブな人で、何かしていないと落ち着かないタイプ。前の日から「明日は何をしよう」と考えるとか。いろいろやり尽くして、今や台所にも入ってきて毎日料理までするようになりました。ただ適当に好きなだけ買ってきたものに対し、私が材料費を渡していたことで食費が逼迫するように・・。そこで昨年11月から食費を預け任せることにしてみました。(あくまで実験的な提案です)
使い切ってもいいし、余ったらお小遣いにして・・と渡してみました。「ちなみに自分は決まった額を超えたら負け、予算内に収めたら勝ちとしてやってきた。これは自分自身との戦いだから」と付け加えました。もちろん私はそれを一ヶ月の課題として楽しみながらゲーム感覚でやっていましたよ。
これを聞いた主人は元来負けず嫌いなので、少しでも余らせようと知恵を絞り私以上に食材を吟味し、腕も驚くほど上げています。驚いたのは、腕だけでなく、以前より余分なモノを買うことがなくなり、冷蔵庫の中の様子がガラッと変わりました。私がいつも理想とする使うだけの量、把握できるだけの量になったのです。それはどちらかと言ったら空きの多い冷蔵庫。少し少なめくらいになったのです。買い方と調理に必要な分量を把握することで、主人の意識も変わったのでしょうか。
結果、予算の時間枠は一ヶ月。消費期限を鮮度ではかり必要以上に持たず把握できるだけとしたせいか、食材を上手に使い切れるようになりました。それは整理収納と共通するところも多々あるように感じます。主人なりの私に対する挑戦もしくは食費を余らせたいだけかもしれませんが(笑)
整理上手は貯め上手
暮らしの中で整理収納が上手にできる人はお金の管理もそつなくできます。一ヶ月単位、年単位、税金、保険、教育費、ローンなど。貯蓄と出費の計画はしっかり立てることが基本です。活きるお金にするためには無駄を削ぎ落としていくことが大切です。
母はよく「先月は出ていくお金があったけれど今月は大丈夫だろうと思っていても、今月になるとまた別の出費があるものよ」と言っていました。お金は世の中を回すもの、いつまでもとどまってくれませんね。ライフスタイルに合わせた長期計画と短期計画は何度でも見直すことが必要です。
主人はサラリーマンでしたから、一定の収入の中でやっていくだけでした。子どもが大学生の時が一番大変。兄弟の年が近いと右から左に流れボーナスも手元に残ることはありませんでした。特に教育費は先を見越して早い段階から貯めておくと助かります。金融機関に勤めていた主人なので金銭感覚はしっかりしていて、目的がある1年の定期積金を今でも毎年何本か作っています。その中に年越し用もあるので11月の終わりには満期がきて暮とお正月にはそれを充てます。そして同じ定期積金をまた作るのです。おかげでリタイアしボーナスがなくても安心、年末に慌てることもありません。
今回の食費と同じ、決まった中でやりくりするなら、計画をしっかり立てて予算内で買い方と使い方を工夫することが大切ですね。
最後に、昔ある方から面白いお金の貯め方を教わりました。
一年は12ヶ月。30日の月が4ヶ月。31日の月は7ヶ月。2月だけ28、もしくは29日。考えるとバラバラですね。それを1ヶ月33日として考えるというのです。すると33日×12ヶ月=396日 396日―365日で31日(一ヶ月)余る。つまり毎月いただくお給料を33日で計画して使うと、年末には一ヶ月分が余るという計算。平均30日として、もう3日頑張ってみる。最初は大変かもしれませんが、それもゲーム感覚で実行したら密かな楽しみになるんじゃないかな?
来年の干支は寅。寅は<強く大きく成長する>といったことを表しているそうです。お金も貯め方と使い方で大きく増えていけば嬉しいですね。来年は皆さまも挑戦してみてはいかがでしょうか!
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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。