静岡発！「整理収納」なるほどレシピ
Vol.78 過去を振り返らず前を向く整理

静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。（佐藤先生のサイト【ブログ】）

皆さま　こんにちは。

秋もだんだん深まってきましたね。体も心も軽く過ごしやすさを感じています。

先日小学校の同窓会があり、今回は幹事として任務を果たしてきました。と言っても実は私が卒業した小学校ではなく、5年生の三学期に転校した私は参加する資格（？）もなかったのですが、何年か前に仲の良かった友達に促され、私より１０㎝近く背の低い彼女の後ろに隠れるように会場に入ったものでした。

しかし私の不安と恥ずかしさは一瞬にして消え、途中で転校した私を暖かく迎えてくれた同級生に本当に感謝したものです。同窓会も回を重ね、還暦を過ぎた私たちなので会うごとに健康・飲んでいる薬・年金・親の介護の話題も多くなってきました。それでも、いくつになっても子供の頃の友達はいいものですね。

いろいろな事情があり出席できない友達もいますが、これからも許せる限り積極的に参加していこうと思っています。今年の二月に一生の友だと思っていた先輩を病で亡くし、もっともっと見舞っておけばよかったと後悔している私にとって、これからは「会える時に会う」ことを心に誓い「次回も元気で会おう」とみんなと約束したのでした。

芸能界の名女優に学ぶ

私が毎週楽しみにしている「サワコの朝」という番組があります。
先日観た時は、中村メイコさんと娘さんの神津カンナさん、はづきさんがゲストで出演していました。

その中でカンナさんが言っていたことなのですが、中村メイコさんはモノにこだわらず、引っ越しの時も昔のトロフィーや台本などをどんどん処分してしまい、引っ越し業者さんが「取っておいた方がいいんじゃないですか？」と心配するほどだとか！

２歳半から子役として活躍されている女優さんなので今や貴重なモノが多くあると思われますが、ご本人は過去に執着せず捨てられるようで、カンナさんはその潔さに感服している様子でした。

持ち続ける幸福感もありますが、過去にこだわらず前だけを見ることができる気持ちを持つことも素晴らしいことですね。
どちらを選択するのかは皆さまの心の中にあります。

最近の私の体験をご紹介

暮らしの変化とともにモノも変わります。

子供たちと一緒に生活していた時に我が家には長方形のコタツがありました。
それはコタツだけでなく座卓としても使え重宝しましたし、家族５人全員が入るには丁度よかったのです。脚も折りたためるので、現在の家でも何とか収納することができ、皆が集って食事をする時などに出して使っていました。
しかし、中古のダイニングテーブルセットを購入したため、メインで使っているダイニングテーブルセットやスツール、他のイスなどを集めれば床に座ることもなく１５人全員がテーブルにつくことができるようになりました。
すると長方形のコタツは要らなくなる。

早速心当たりに片っ端から連絡して引き取り手を探しましたが、体よく断られてしまいました。
その理由は、コタツの生活をしない、長方形のコタツは大きすぎる、膝が痛くて正座をしなくなってきた、ウチにも要らないコタツがある、邪魔・・等など。
どちら様もそれなりの理由がちゃんとあるものです。

そこでリサイクルショップに行きましたが２か所から、この大きさのコタツは売れない、今の生活は主流がイスとテーブル、座卓でも買い手がつかない・・・と断られ現実を肌で感じました。
諦めかけて最後に行ったお店で何とか引き取ってもらうことができ1,000円という金額でしたが、安さより手放せたという気持ちの方が上回りましたよ。

次はトルソーを手放そうと思っています。
帯結びを勉強しようと買ったのですが、やはり生身の体で帯結びをやった方がいいと悟りました。
今は私のクローゼットの中でスペースを取っている状態。
近日中にやはりリサイクルショップに行く予定です。

過去を振り返らず、中村メイコさんのように前だけを見ると暮らしの変化にも早く対処できるようになるものですね。
気になっていたことを早くクリアしたくなりました。

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