静岡発！「整理収納」なるほどレシピ
Vol.74 嫌な梅雨に負けない暮らしのポイント

静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。（佐藤先生のサイト【ブログ】）

皆さま　こんにちは。気持ちの良い気候が続いていますね。澄んだ空気を体の中に思いっきり吸い込んで一日をスタートしたくなる毎日ではないでしょうか？

さて、そんな呼吸ですが、皆さまは深呼吸を一日何回くらいしていますか？気がつけば浅い呼吸しかしていないという方も多いのでは・・・。

現代人は呼吸が浅いと言われていますが、男女で比較すると女性の方が特に浅いそうです。しかし深呼吸には身体にも美容にも嬉しい効果がたくさんあるのをご存知でしょうか？

例えば新鮮な酸素がまわり細胞の再生、修復をすることで美肌効果。血液が促進され基礎代謝アップ、自律神経が整い食欲の抑制でダイエット効果。腹式呼吸で腸の働きが良くなり便秘解消の効果。内蔵の動きが活発になり冷え性の改善効果など。

それだけでなく、精神的に情緒が安定する効果として考えるならば、あがり症の方のおまじないとしても深呼吸は簡単にできる【魔法の一手】かもしれませんね。

夢中でテレビを見ている時や、息を止めてパソコンで作業をしている時などは浅い呼吸になるので要注意！ふと我に返った瞬間、思いっきり深呼吸をしてみましょう。

効果バツグンのうえ、気持ちの切り替えにもなります！どうぞ今日からお試しくださいね。

好きな洋服を梅雨の湿気から守るコツ

この時期はどうしても梅雨の湿気対策の話が盛り上がります。私も衣類や洗濯、水回り、下駄箱の中など湿気やニオイが溜まりやすい場所のことをコラムに書いてきました。特別な湿気撃退法というより少しずつの知恵が功を奏する気がしますので、今回も日常でできる簡単な工夫をご紹介していきたいと思います。

まず洋服ですが、帰宅した時にそのままクローゼットにしまうのは危険です。かならず熱と湿気を飛ばしてから収納しましょう。

すぐ洗濯しないモノもあるので、ポールに掛ける時はゾーンを分けてしまっています。１回着ただけでは洗濯をしない服は一番左に掛けるようにし、そこには何枚も溜まらないようにローテーションを考えて毎日の洋服を決めています。クローゼットも風が通りやすいようにギュウギュウ詰めにならないように、そのシーズンで必ず好きで着るモノを厳選。中途半端な好きは切り捨てです。

また、中の衣類だけでなくクローゼットの床、壁も気をつけたいところです。ウォークインクローゼットは人の出入りがあるぶん埃も入りやすい。できれば全てのモノを取り出して丸ごとの掃除をしてみましょう。埃は四隅に溜まっているだけでなく、壁についている埃も案外多くて驚くかもしれません。住宅洗剤やお湯を使って拭くだけでオッケイ！ハンガーも軽く拭くとなおいいでしょう。梅雨前に済ませることがポイントです。

湿気が溜まりやすい場所での意識したいコト

一番やっかいなのはカビです。湿気は6月に78％、7月になれば80％まであがります。爽やかな5月頃に比べると気温も平均7度は高くなります。

するとカビの発生は増殖の一途。そのためには換気は重要ですね。扇風機は早めに出し夏の涼を取るだけでなく湿気除去と風の流れ確保のためにフル稼働させています。我が家は洗面所に壁掛け扇風機を取り付けていますが、これがかなり湿気対策としては有効です。洗面所は一般的には１坪が平均、理想で1.25坪だそうです。決して広いスペースではない洗面所も壁掛け扇風機でしたらスペースを削ることもありません。

夏はドライヤーだけでも汗がたらたら。せっかくのお風呂上がりなのにまた汗をかく羽目にもなりかねませんが、それも壁掛け扇風機のおかげで快適。狭い洗面所の湿気も飛ばして、大敵であるカビの発生も抑えてくれます。

また、洗面所にはあえてゴミ箱を置いてありません。洗面所のゴミ自体も湿気を発生させます。ならばちょっとのゴミは洗面所以外のゴミ箱に捨てれば済むこと。これでひとつゴミ箱が減らせるだけでなくゴミの回収作業もなくなります。

そして洗濯物を直接洗濯機に入れるお宅もありますが、洗濯機のカビの発生を助長させるので避けた方がいいでしょう。お風呂上がりに使ったタオルもビショビショになったら脱水をして水分を飛ばしています。

洗面化粧台の中も必ず使う必要なモノだけ収納。「いつか使うかも・・」というあいまいなモノはありません。常に8割収納を意識し、少しでも湿気が溜まりにくい工夫と心掛けで梅雨を乗り切るように実践しています。
どうぞご参考まで。

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