静岡発！「整理収納」なるほどレシピ
Vol.73 令和初コラム・洋服の刷新のすすめ

静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。（佐藤先生のサイト【ブログ】）

服が片付けられない人は部屋も片付けられない

ゴールデンウィークの10連休はどのように過ごされましたでしょうか？オンライン旅行総合サービスのエアトリの調査（男女1,117名）のアンケートの第一位が「自宅でゆっくり休む」でした（61％）。

休みも長いとだんだん疲れてくるものです。ただゆっくりと過ごすだけでなく何かひとつくらいは成果を残したいもの。5月は気候がよく特に片付けには最適な季節です。ゴールデンウイークに腰が上がらなかった方も衣替え、部屋の模様替え、モノの整理に着手してみてはいかがでしょうか？

先日ひと昔の写真を友人と一緒に見る機会があったのですが、私の着ている服が1枚も手元に残っていないことに気が付きました。そのことを友人に話したところ、彼女は驚きの表情になり「ワタシは写っている服のほとんど持っているけれど、そう言えば全然着ていないわ」とため息混じりに放ちました。そんな彼女の悩みは廊下にある収納庫にまで洋服が詰まっているうえ、その前にモノが積まれているので戸も開けられないということ。

多分その廊下の収納庫の中の服は流行も去った過去の産物。今はお荷物となっているモノでしょう。実際本人も認めていました（笑）。過去の産物も見ると懐かしいもので、当時の思い出が蘇りあたたかい気持ちにさせてくれるものでもありますが、それも一瞬。服に関しては体型も肌の色も好みや流行りも変化するものです。甘い過去に惑わされてはイケマセン！！

洋服を手放せない人のための気持ちの整理のコツは？

懐かしい昔の洋服も気持ちの線引きを「今」に合わせてみることが大事。着なくなった服は処分していきましょう。そして近年は早くから夏日になることも多いので洋服の見直しは早めにやることをオススメします。

私は季節が終わる時に次のシーズンに持ち越す服を選び、外れた洋服は手放しています。次のシーズンには新しい洋服を買うのでクローゼットには先に隙間を作っておきます。

当然好きな洋服しか残っていないので、次に買う洋服とのコーディネートも楽にできますし持っている服が頭に入っているので、無駄のない買い物ができ経済的です。１枚を長く持たないのでサイクルはヘビーローテーションです。

ここで洋服を手放せない人のために気持ちの整理をするコツをお教えします。自分がこれからも着ると思うと自分の判断がゆらぎ決断がつきません。そこで自分はもう着ないけれど、服に最後の役目を与えてみるという気持ちの切り替えをします。着ない服を最後まで全うさせるということで寄付という手段があります。

不要な衣料は貴重な資源となり国を越えて有効利用してもらえる機関があるのでどうぞ一度検索なさってみてください。
（参考：フクサポhttps://fukusapo.com/）

また、リサイクルショップに売ることもお金が貯まる楽しみにもつながります。 その他自治体でも定期的に衣類を集めることをしています。そのほとんどが違う形にして活用しているので社会の役に立つというわけです。個人の欲より社会活動の一端を担う気持ちに切り替えると要らない服も気持ちよく手放せます。

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