静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)
皆さま こんにちは。
お住まいの静岡県は全国でも花粉の飛散が多い地域で、花粉飛散マップでも赤くなっている日が多いのが確認できますね。花粉症の皆さまには心よりお見舞い申し上げます。
イライラすると家族の中でもささいな事でもめてしまいがち。コミュニケーションもうまくいかないと夫婦げんかにも広がってしまいますね。
昨年の明治生命のインターネット調査によると夫婦間の不満の2位は「整理整頓ができない」でした。妻が夫にもつ不満ではこれが3位、反対に夫が妻に持つ不満ではトップだそうです。
散らかすのは男性の専売特許と勝手に思っていましたが(失礼!)夫が持つ妻に対する不満が「整理整頓ができない」ということで改めて考えを変えなくてはイケナイと感じました。結局、双方とも家がキレイになっている方がいいと思っていることは確かということですね。
せめてお互いがモノの整理や片付けを押し付け合わず、気が付いた方がどんどん行動に移していけば夫婦間の不満も減少するのではないでしょうか?
ついでに、調査では4人のうち3人は円満だと感じているそうで(ちょっと救われました)円満のためには日頃から夫は妻に「ありがとう」を言い、妻は夫に「おつかれさま」という言葉を伝え、お互いを労うことが大切なのだそうです。
言っても聞いても嬉しい言葉ですね!
夫も準備ができる<ひとまとめ収納>
冬は新聞の訃報欄のスペースが多くなるような気がします。
先月は親しい方の葬儀に2度参列しました。年齢を重ねるとこういう機会も多くなるのは本当に寂しいことです。
結婚当時揃えた喪服はベーシックなデザインだったので、なんと!40年近くも着ています。特別な手入れをしているわけでもないし、高価なものでもなかったのですが、持っていた年月を考えたらあらためて驚きです。それに属するものといったら数珠、袱紗、バック、真珠のアクセサリーなど。
一昔は町内の葬儀の際は接待のお手伝いがあったので黒いエプロンも用意してありました。しかし時代が変化し最近は葬祭センターなどで通夜から葬儀まで一連で行うことがほとんどで黒いエプロンの出番もなくなりました。
知り合いは下着まで葬儀用として準備してあるとのこと。そこまではあまりないかもしれませんが、女性の場合黒のストッキングは伝線すると目立つので黒のストッキングだけは予備を持っているといいですね。また扇子もいくつかあるならば1本はバックに入れておくと夏には重宝します。
葬儀用のものはひとまとめがオススメです。私は引き出しの中に不祝儀袋と筆ペン、袱紗と数珠をまとめて収納しています。クローゼットの中には喪服とバック(サブバック)をまとめています。真珠はアクセサリーの引き出しに収納。こちらは高価なものですがしまい込まず、ちょっとした時もどんどん使うようにしていますよ。上質のものは身につけているだけで気持ちも良く自信にも繋がります。
また、今までは主人の支度は私がしていましたが、リタイアしてからは本人にもやってもらおうと主人のクローゼットに冠婚葬祭用引き出しを設け、必要なものがすぐ出せるようにしてみました。人任せだった主人も自分のテリトリーにあるだけで自然に支度をするようになったことはよかった事です。
使わなくなった財布は非常用で再利用
葬儀の時のバックはあまり大きくないので時にはお財布を小さなものにすることがあります。女性はどなたでも財布をいくつか持っているもの。
葬儀用として小ぶりの財布を決めておくのも便利です。
また使わない財布の活用法として、その中に紙幣と小銭を入れて非常時用持出袋の中に入れておくといざという時に安心です。
お守りのような感じでもあり使える手ですね。
使わなくなったモノは処分するのが一番カンタンな方法ではありますが、その前に他の活用方法を見出すと最後までモノを使い切ることができます。
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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。