静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)
皆さま こんにちは。朝夕とだいぶ肌寒くなってきましたがいかがお過ごしでしょうか?
少し前までは五分袖や七分袖の方も見受けられましたが、今はほとんどが長袖になっています。私は冬を越して春から初夏になる時は誰よりも早く半袖になるのですが、夏から秋深くなってもなかなか長袖になれず、暑いのは苦手なクセに服装では夏を引きずるタイプです。
それでも今シーズンの新しい洋服(秋冬用)は何枚かクローゼットに並びました。この中で活躍するのはどの洋服なのか?そのどれもがオールスターのお気に入りでシーズンを終わらせたいと着心地の確認や、ルーキーがベテランと相性が合うのか既存のモノとの組み合わせも確認しました!
服装で一日の気分も変わるというもの。私は、ゆるゆるの服でいると気持ちもだらしなくなってしまう傾向にあるので、室内用の服というカテゴリーはつくっていませんし、アクセサリーも必ずひとつはつけるようにしています。
読んでくださっている女性の皆さまの中にも、アクセサリーをたくさんお持ちの方もいらっしゃると思いますが、案外しまい込んでいませんか?高価なものでなくとも、毎日アクセサリーを身につけてご自身のテンションを上げてみるのはいかがでしょうか?
それだけで気持ちはグッと引き締まるものです。
かの美輪明宏さんは「女性が美しくなると町が美しくなり世の中が明るくなる」とおっしゃっていました。また、ご自身がきちっとしていると、自然と家もきちっとしてくるものです。その相乗効果も皆さまの朝の服装から始まるのかもしれませんよ♪
妥協とゆずりあい
最近は男性だけでなく女性もDIYを得意とする方が多くなってきましたね。
私も本格的なことはできませんが、買ってきた雑貨の箱の色を塗り直したり、100均の小物で主人専用の鍵入れトレイをつくったり時々楽しんでいます。(下の写真は自作のモノです)
こちらを作ってから、下駄箱の上にポイっと置いていた主人の車の鍵も玄関の鍵も定位置となったこのトレイにちゃんと入れてくれるようになりました。
さて我が家にはたくさんの道具(工具)があります。この分野はもちろん主人の領域で、私はそんなには必要ないのではなかろうか?と内心思うのですが、主人いわく「全部いる!!釘一本だって必要な時はあるんだぞ!」と息巻きます。
主人には内緒でそぉ~っと捨てた(いやいや数を減らした)こともありますが、そんな時に限って「あれはどうした?どこやった?」とごそごそ探し始めるのです。
細かい工具や日常雑貨を適量に抑えるコツ
さて家の中の収納庫とは別に、庭と駐車場には1台ずつ物置が設置してありますが、いつの間にやら主人の趣味の園芸関係のもので埋まっている状態。
園芸以外では古い釣り道具や、発泡スチロール、段ボール、板など分からないモノばかり。当然なくてもいいと思うものばかりなのですが、主人にとっては「全部いる!」なのだそうです。
しかし、価値観の違いは否めず、引く姿勢も大切と悟ってから、外の物置を全面的に譲ることとし家の中の工具や雑貨を入れる場所(収納庫)については、私が管理することに。
ただ工具は主に主人が使うことが多いので、モノが増えない仕組み作りをしなくてはなりません。
ペンチやドライバー、その他もろもろの工具類はA-4の書類ケースに仕分けしています。空き箱を使って仕切りとしていますが、あまり細かすぎないようにしています。
収納庫を開けた時にパッと目に飛び込むように、引き出し前面にラベリングし、目的のモノがすぐ取り出せるようにしました。引き出しに入らない大量の釘や紐、針金、軍手などは、取っ手付きのプラかごに収納。
フタがないので覗けば中身が見えますが、正面から一目で分かるようにラベリングをしています。
入れ物を決めることは
- それ以上は持たない
- 持てない
というストッパーの役割にもなりますよ。
おかげで増えそうな工具も最初の状態から変わることなく収納庫にきちんと収まっていますし、私も開けるたびに整然と並んでいるのを見ると嬉しい気持ちになるのです。
よその人に見せるわけでもない場所ですが暮らしているのは家族。
家族が気持ちよく生活できるのも美しい形ができているからこそですね。(写真:講師自宅収納庫)
「整理収納」なるほどレシピ おすすめ記事
⇒ Vol.55 毎日使うお弁当箱・水筒の取り扱い
⇒ Vol.43 日本庭園に学ぶ美しさ
⇒ Vol.31 ごみ捨て上手になる構造
リフォームも
お任せください!
長く家に住んでいると、部屋の中にモノが増え、空間が狭くなってしまうことにお悩みではありませんか?
モノがあふれると整理整頓をするのも一苦労。
お部屋の空間も狭くなると、気持ちも窮屈になってしまいます。
そんなご入居者様向けに、お部屋の整理収納力をぐっと高める収納リフォームをご提案いたします。
「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。