静岡県内各地で整理収納講座や女性講座を多数開催している「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生が、整理収納ワンポイントアドバイスをご紹介します。(佐藤先生のサイト【ブログ】)
皆さま こんにちは。
「災害レベルの危険をともなう暑さ」という言葉が発表された厳しい夏でしたが、最近は秋を思わせる涼しい風を感じることも増えてきました。
秋は心も体もクールダウンの季節ですが、反面夏に背負い込んだ疲れは内面に蓄積されていて、症状が表にでるのもこの時期だと言われています。
皆さまはお変わりございませんか?
私はお盆明けに皮膚科を受診しました。実はその前から、ところどころに痒みを伴った発疹が出ていたのです。
二日間写真を撮り先生にお見せしたところジンマシンとの診断。人生2度目となりました。薬を飲んでいれば痒みは抑えられていますが、まだ時々発疹もでるので完治してはいないようです。ジンマシンは原因を特定するのは難しく、疲れであったりストレスであったり・・・薬と規則正しい生活で一日も早く治していきたいと思っています。
自分では人に負けないくらい健康だと思っていましたが、目に見えない体の奥では何が起きているのかは分かりません。
ジンマシンの原因がストレスであったとしたら、自分で課しているコトやモノも整理していこうかと考えています。娘からは「ストレスなんてあったの?」と問われましたが(笑)
心の荷物をそぎ落とす(捨てる)ことも健康には必要なのか
もしれませんね。
健康寿命までにしておきたいこと
今年の7月20日には新たに労働省から日本人の平均寿命が発表されました。
男性は81.09歳 女性は87.26歳でまた少し更新されました。
それでは健康寿命はどうでしょう?
健康寿命というのは介護を必要としない健康で日常生活に制限がない期間をさしますが、男性は74,9歳 女性は75,56歳だそうです。人によっては、この年齢を超える頃には第三者のサポートが必要になり、体もいろいろ悪いところが出るそうです。最後まで健康でありたいとは誰しも思うことですが現実はそうはいかないものですね。
お陰様で私の両親は今月で父が93歳、母も90歳になりますが、私たちにも何らサポートの要請もないまま、まだ二人だけで支えあって暮らしています。
ただ父は歳を重ねるごとにモノに対して執着心が深くなっているようで母が捨てたいモノに首を縦に振らないことで母は父に対してそこだけストレスを感じるのだと愚痴をこぼします。
数年前に患った帯状疱疹さえ父のせいにする始末。
とても仲が良い二人ですが、父にとってはモノを手放すことがストレスになり、母にとっては手放さないことがストレスになっているというかみ合わないところもあるのは事実です。
長寿はおめでたいことでもありますが、年をとるとだんだん気力も労力も衰えてきます。心の整理も健康寿命までには固めておきたいものですね。
平均余命を知って大切なモノが見えた
平均寿命、健康寿命は知られていても平均余命という言葉はご存知でしょうか? じつは以前やった講座で、ある男性の受講者様が「今度シニア向けの講座をやることがあったら是非平均余命のことを話すといいよ」と進言してくれました。それまではこの「へいきんよめい」のことは知らなかった私は早速調べてみると、平均余命とはある年齢の人々が、その後何年生きられるかという指標のことだということが分かったのです。表をみると自分の年齢に一番近いところにあと生きられるかという予想の年数がでていました。
※ネットなどで平均余命と検索すると出てきます。
自分の余命を知ることで、これからの目標を定めることができます。例えば、行きたかったところへ行ってみる。やりたかったことを始めてみる。アルバムの整理に着手する。会いたかった人に連絡を取ってみるなど。
あと何年しか生きられない・・のではなくあと何年なのだからこそ大切にしよう!と考えるととても充実した時間になるのではないでしょうか?
限られた時間だと思うと、残したいモノ、手放してもいいモノが自然に明確になります。モノの執着が少しずつ解かれる気持ちになります。
身辺整理はまだ早いかもしれませんが、本当に好きなモノだけが残ると幸せな気持ちが増えます。歳を重ねるごとにモノの整理をしていくことが心の整理に繋がるということなのだと思います。
しかし、ただモノを減らすことがベストではなく、私は最近ある画家の絵が欲しくなり、じっくり考えた末に購入しました。もちろん複製画ですが、ゴールドの額に大好きなバラの絵は毎日見ても飽きません。その絵の前を通るたび嬉しい気持ちでいっぱいになります。
素敵な絵に負けないように部屋をキレイにしていこうと思い、掃除に余念がありません。そのインテリアの雰囲気を崩したくなく気まぐれで買った安いモノは要らなくなってしまいました。好きなモノはそれ以上の大きな効果をもたらしてくれるものですね。好きなモノに囲まれた暮らしに少しでも近づきたいと改めて実感。私のこれからの人生の目標です。
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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。