八十八夜が過ぎ店頭には新茶が並び始めています。昔から朝の一杯は難逃れと言われていますね。私も先ず急須で出したお茶を自分のために煎れます。
そのわずかな時間で心も満たされ忙しい朝も気持ち良く乗り切れます。しかも人は五感の中でもそのほとんどが視覚と聴覚の二感しか使っていないのだそうです。スッキリするように煎れたての渋いお茶で頭と体を目覚めさせてみましょう。主人は八十八夜の5月2日が誕生日。しかも実家はお茶屋です。
我が家がお茶から始まり、お茶で終わるのは言うまでもありません。
災害時の食料保管
「水と食料が足りない」
4月に起きました熊本・大分地震においては被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。災害が起きるたび緩んだ気持ちを引き締めるのですが、まだまだ十分でないと感じました。今回の地震でも避難されている方が口々におっしゃるのは「水と食料が足りない」ということでした。
水はケースで用意してありますが、食べ物となるとこれで十分という量の確保は難しいものがあります。
被災者(特に高齢者)の方は「やっぱりお米が食べたい」とおっしゃっていました。お米は日本人の気持ちをほぐしてくれます。毎日食べている物が一番嬉しいものですよね。
ジッパー付きの袋を活用
そこで私は炊いたご飯をジッパー付きの袋(Mサイズ)にしゃもじ3回分を一袋として入れいくつかを冷凍保存してあります。
袋にいれて四角く広げて平らにします。
冷凍庫の中には立てて収納。平らなので冷凍庫でも場所をとりません。それを必要なときには解凍しあまり古くならないように使いながら使った分だけまた足します。非常時には電気もガスも使えなくなることを想定し、調理済みの食べ物を冷凍しすぐ食せるようにすることが大切です。
地震でモノが倒れないためのちょっとした工夫
家具や家電が揺れに耐えられるような対策を
また今回の地震で我が家も再度見直し点検をしました。
特にキッチンは細かいモノが多いので、やはり<しまう収納>の方が安全という面では適していると思います。
被害があったお宅の内部の映像は家具の転倒や飛散で目もあてられない状態が多くありました。せめて揺れに耐えられるような対策をとりたいですね。
そこで我が家でもキッチンの調理家電の下に<すべらないシート>を敷きつめてみました。
半透明なモノなので見た目もスッキリ。ビニール製なので拭けばキレイでいられます。調理家電は一ヶ所に集中させると取り扱いも楽で動線の無駄がありません。今回見直しをするならば、流行りで買ったものの出番がなくなった家電にスポットをあて、これからも継続して使い続けるのかどうかの答えを出す機会にしてはいかがでしょう?
昔とちがい現代は家も生活様式もおおきく変わってきています。
しかし、災害だけは自然が相手。人の力ではどうしようもないことがあります。せめて知恵を使って出来る限りの対処で立ち向かう以外ないですね。
地震のさいでも家の中で大きな被害にならないように、今回の地震を教訓に改めて収納を見直したいものです。あえて収納家具を用意するより壁埋め込み式収納棚などで部屋の凹凸をなくすのも動線確保になります。
そこに落ちない対策としてバーをつければ揺れにも安心です。
カーペットやマットの裏面に貼りつけるすべりを防止テープ。
床に吸着する特殊素材で、マットやカーペットのズレや滑りを防ぎます。
取り外しもノリが残らずキレイで簡単。
マットやカーペットに貼ったまま洗濯することもできます。
気軽に洗えるので、普段リビングで使用しているマットなどを安全で清潔に使えるのがうれしい。
水につよいのでキッチンマットやバスマットなど、水周りのマットに使えるからとっても便利!
取り扱い:ハーモネートショッピング倶楽部
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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。