変わりやすい春の天候ですが、これから梅雨までは、一年で最も爽やかな時季です。いつも車で移動の横着な私ですが、風を感じながらたまには自転車で近くの公園やお買い物に行こうかな・・・と思っています。
まわりに目を向けながら、今回は自分自身を表現するアイテム【洋服】についてお伝えしていきたいと思います。
フランスの合理的な国民性に学ぶ
先日、友人が「この本、読んでみる?」と持って来てくれたのが、ジェニファー・L・スコット著の『フランス人は10着しか服をもたない』という本でした。
実はずっと気になっていた本だったのです(ラッキー!)
内容は著者がフランスのあるお宅に交換留学生としてホームスティすることになった時の体験をまとめたものです。
暮らしに関するいろいろな事が書かれていますが、題名のようにインパクトがあったのは、フランス人のほとんどが、ワードローブに掛けられている洋服が少ないということ。それは必ずしも10枚しか持っていないということではなく、その季節に着る厳選した洋服が10枚ほどで足りているということです(季節が違うモノは別の場所にしまい着まわしているのが10枚ほど)その枚数で納得しているということは、つまり自分のライフスタイルに合った洋服(仕事や日常の行動範囲を考慮して)が明確になっていて、着ない洋服は持っているけど<出していない>のではなく、着ない服は<持っていない>ということなのです。
⇒『フランス人は10着しか服をもたない』について詳しくはAmazonでご覧ください
服を選び取る基準とは?
では、どのようにして服を10着まで減らすことができるのか?
皆さまの疑問はここですよね。この本では以下のようなことが提案されていました。
似合わない服、ほとんど着ていない服、質の悪い服を手放す
最終目標は、自分らしく表現してくれる大好きな洋服だけにすること。
大切な洋服をゆったりと収納できるようにすること。
まずはクローゼットの中の要らない服を捨てる必要がある
整理のためのチェック項目
- 気に入っているかどうか?
- ちゃんと着ているかどうか?
- サイズはピッタリでちゃんと似合っているかどうか?
- 今の私らしい服と言えるのかどうか?
例えば20代や30代に自分を一番キレイに見せてくれた服があったとします。
しかも、それが結構いいお値段だったとすると、過去の思い出や高価という価値観だけにしばられて取っておいたということもあります。
のちに結婚し、そして母になり大人の女性に成長したときに「過去よりずっと洗練された趣味になっている自分には昔の服はもう似合わない!」と価値の変化を認めることも大切なのである、と著者は言っているのです。
フランス人の確固とした洋服の持ち方を、そのまま同じようにはできないかもしれませんが、本の中に書かれた少ない枚数の洋服で得られるメリットを知れば、あなたも今すぐクローゼットの中を見直したくなるのではないでしょうか?
服を10着しか持たないことのメリット
服を10着しか持たないことについて、本の中ではこのような<メリット>が書かれています。
- 朝起きた時クローゼットを開けるたび嬉しくなる。
ぎゅうぎゅう詰めになっている時は、たくさんあっても選べず「着る服がない」と思っていたが、ゆとりのある空間に選ぶ抜かれた数しかないと選択肢が限られているので1分もあれば決められる。 - 買い物欲が収まる。
一旦キレイになったクローゼットの中にすぐ飽きてしまうような服を加えたくなくなった。この次に買う時は吟味して買いたいと思うようになっている。 - 落ち着いた気持ちで買い物が楽しめるようになった。
自分のスタイルが決まるので、衝動買いも回避でき、ウインドウーショッピングで下見しゆっくり買い物をするようになる。 - 服がくたびれてきたタイミングを見極められるようになる。
大切に丁寧に着るうえ少ない数なので目が行き届く。
手放すことになった時に<良いモノ>を買う姿勢ができる。 - 小物を使い上手に組み合わせができるようになり、同時に考えるようになる。
- 結果的にいつもいい服ばかり着ていることになる。
- 服にお金をかけられなくても、ジュエリーやバックを良いモノで揃えておけばスタイルに格が上がる。
なるほど。なるほど。こんな良いことが待っていると思えば、試す価値があると思いませんか?
私は、ここまでストイックでありませんが、我が家のクローゼットもたいてい同じくらいの枚数を保っています。現在の保有数を調べてみましたら、75枚でした。
4シーズンで割ったら1シーズン18枚ほど。季節が重なって着る物もあるので、フランス人の倍はあるという計算になります。それでも持っている服はどれも好き!どれも着る!どれも似合う!というものばかりですが、フランスのマダムのように、研ぎ澄まされた信念があるかと問われたら声が小さくなりそうですし、思い付いたまま年齢を飛ばして自分に合っていないモノを買うこともしばしば。
もっと自分を知るところからやってみようと思い直しました。
本物のレディ・マダムを目指すは一番がメンタルですが、外観も大切。
なぜなら、見た目は心の現れですものね!
素敵なおうちから素敵な人がでてきたら、それだけでも暮らしが見えてきそうですね!
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「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年2月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。