春霞が目に眩しく感じる季節の到来ですね。
４月に入り進学・就職または転勤などで住み慣れた家や環境が一変された方も多いのではないでしょうか？
嬉しい半面、別れもある寂しい季節でもあります。
たとえ、どんな土地に移ったとしても、くつろげる家があればそれだけで一日の疲れは半減され癒されるものです。
私も何度か引っ越しの経験がありました。新しい自分になれるような気になり、ワクワクドキドキもしますが、環境が変わるとそれだけでストレスも溜まるものです。
引っ越しはモノを見直す絶好のチャンス！
少しでも楽になるよう要らないモノを思い切って処分できるので「引っ越しさえできればこの家が片付くのに・・」と漏らしていた友人がいました。そんな同じようなことを思っている方がいましたら、＜シミュレーション引っ越し＞をおすすめします。
一番気になるところから始めてみよう！
与えられた時間を仮に1週間と想定しましょう。
まずはあなたの一番気になる場所を選びます。
例えば押し入れ。押し入れには布団だけでなく隙間や横に何かしら詰め込まれているものです。上段、下段と入っているモノを出してみましょう。押し入れの奥、隅にはホコリが溜まっているはずです。この部屋を去ると仮定すれば、気持ちを込めてお掃除をしたくなりませんか？ そして、押し入れから出されたモノも引っ越しをシュミレーションし、引っ越し先にスペースがないと想定したらあなたは何を残して何を処分しますか？となれば案外見えなかった価値観が見えてくるものです。自分で自分の心を揺さぶり答えをだしてみましょう。
まだ使えると思って取っておいたシミが付いたタオルケット。
忘れていた景品の水筒。形のバラバラなタッパー。ペチャンコになった座布団。ガットが切れたバトミントン。固まった浮輪。引き出物の食器セット。成人した子供の学用品。賞状。教科書や参考書。空き箱いっぱいのハギレ。
仕舞える場所があるからこそ遠慮なくモノは増える。
スペースが限られるとなれば事情は変わってきます。＜引っ越し＞というキーワードに当てはめ、改めて取っておいたモノと収納をし直してみると人が変わったようにサクサクと片付けられるものです。それでも、どうしても取っておきたいモノがあれば入れ物をコンパクトにすることです。収納する入れ物を小さくし、中身を厳選する。そして手元に残された選ばれしモノたちの存在を忘れないためにもゆとりのある仕舞い方をします。そのスペースの８０％を使ったら、そこは１００％使ったという考えをいつも頭の中にインプットしていてください。２０％の余裕が更に使いやすくその後の維持ができるからです。
一ヶ所が制覇できると、キレイにしたくなる気持ちがどんどん広がり、気持ちが前に前に進みます。
４月になると体が動きやすくなります。この季節を片付けに費やさない手はありません。惜しまずどんどん体と心を動かしてくださいね。
ときには思いきったリフォームに挑戦
家やお部屋に充分な収納がない場合もありますね。
セキスイハイムではリフォームでライフスタイルに合ったモノを把握し、ご希望の収納が作りだせます。
例えば玄関。家族が増えると比例し靴の数も増加。最初は充分と思っていた下駄箱も、しだいに靴の数もサイズも大きくなり玄関の土間に出しっぱなしになってしまう家も少なくはありません。シューズクロークにリフォームすれば、靴だけでなくお父さんのゴルフセットからベビーカー、子供のスポーツ用品、災害の時の非常用持ち出しグッズなど多種多様のモノが収納できます。その上、普段はシューズクロークから部屋に上がれるので、玄関は常にお客様をお迎えできる最高のかたちでいられます。
リビングでも床から天井までの壁面収納にすれば「魅せる収納」になりインテリアと収納が一緒に楽しめます。
「魅せる収納」の特徴はダイレクトでモノが取り出せる手間がかからないことです。しかし「魅せる」となると、常にモノがインテリアにならなくてはなりません。魅せながら収納も兼ね備える。一石二鳥の便利な収納とも言えます。「魅せる収納」がどうも苦手ならば戸をつけてみましょう。一気に壁になるので閉めてしまえば、見た目はいつでもスッキリです。ご自分に合った方を選択してみてください。
両方楽しみたいという方には半分オープン棚にし、半分戸をつけることも可能です。生活感のするモノは戸のついた中に入れ、オープン棚には花やオブジェをあしらえば、センスがなくてもグレードの高いインテリアになりますよ！
今月も最後までお読みいただきありがとうございました。
先日、講座を受けてくださった方がご主人の仕事の関係で引っ越しが多く段ボールを開ける前に次の引っ越しになる場合もあるとおっしゃっていました。
なので、モノをコンパクトに持つ知恵がついたそうです。
持ち家でそこから動かなくてもいい生活になると、どうしてもそのような危機感がなく広さに甘んじてモノが増大してしまうものです。
◆引っ越しをシュミレーションして荷物の整理をしてみる。
◆いつ起こるかもしれない災害に備えて家を整理してみる。
事態は予想もしなかった頃に発生しうるものです。
時には、こんなきっかけを自分で作って家の中を整理してみるのもいいのではないでしょうか？
エアコンの室外機をスタイリッシュに魅せます。
庭の景観をじゃまする無機質な室外機の上のデッドスペースを棚として有効に活用できるカバーラック。アンティーク調のデザインで、まるでおしゃれな家具のよう。
お庭の景観を壊さず、素敵にコーディネイト。
鉢植えを置いたりガーデニング用品の収納スペースに、また簡単な作業台としても重宝します。使用しないときにはコンパクトに折り畳んでおけます。
リフォームも
お任せください！
長く家に住んでいると、部屋の中にモノが増え、空間が狭くなってしまうことにお悩みではありませんか？
モノがあふれると整理整頓をするのも一苦労。
お部屋の空間も狭くなると、気持ちも窮屈になってしまいます。
そんなご入居者様向けに、お部屋の整理収納力をぐっと高める収納リフォームをご提案いたします。
「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
2015年２月にはTBSテレビ「マツコの知らない世界」に物干しアドバイザーとして出演。
