季節は確実に春が近づいてきていますね。小鳥のさえずりさえも心なしか嬉しそうに聞こえてきます。皆さまの中には、春からお子様が家から離れて新生活を送ることになったご家庭もおありだと思います。私も母親として子を手放す経験をしましたが、それは寂しく心配で、見送る後ろ姿に思わず涙したものです。いつかはこの日がくることは分かっていましたが、ひとり暮らしができるだろうか?部屋はかたづけられるだろうか?食事はどうだろう?尽きない不安は子供以上だったと思います。
<出会いと別れ>春は一年で一番暮らしが変化する季節かもしれませんね。
子供への目に見えない大きな贈り物
整理収納関連の講座を受講される方の中でも、最近は若い子育て中のママさんが多くなりました。若いママさんが積極的にこのような講座に参加されることは、「暮らしや生活をもっともっと快適にしたい!」という気持ちの表れでとても嬉しいことだと先輩ママとしては頼もしい気持ちでいっぱいです。
そして、その若いママさんたちが口を揃えて言うことは、「子供に片づけを教えたい!」または、「一人でどんどんできるようになって欲しい!」ということです。
まだ幼稚園入園前の子供に、教え込むのはなかなか難しいと思いますが、少しずつでも生活に取り入れながら当たり前のように体得できれば、これから成長していく子供への、目に見えない大きなプレゼントになると思います。
言葉を選ぶだけで片付けが遊びのゴールになる
小さいうちから片付けが完璧にできる子供はいません。
特に就学前の小さいうちの片づけは使ったモノを端にまとめて寄せ、中央にスペースをつくることができたら○。
おもちゃもお気に入りのモノと遊ばなくなったモノを分けて入れるざっくりカゴを用意し、ふたつに分けるくらいからスタートします(または好きか?嫌いか?など)。
あまり細かく分けることは子供にとっても大変になり結局やらなくなってしまいます。
年齢に応じて、アイテムごとにまとめることを促してください。
自然と増えていきますので、最初は無理なく大きく分けることをおすすめします。
引き出し式収納ボックスを利用する時は中に入れるモノのイラストを描き、楽しくしまえる仕組みをつくってあげます。カゴ、不織布のボックス、洗濯ネットなどもおもちゃの収納には役に立ちます。シールやブロックなどの小さいモノはジッパー付きのビニール袋も最適です。
「片付けなさい!」の言葉を、「大切なモノをおうちに戻してあげようね」「おもちゃも疲れたから休ませてあげようね」に変えるだけで子供は素直に片付け始めるでしょう!
新学期を迎える前の2月~3月はいろいろと書類、お便りが増える時期です。新級や進学で増えるモノばかりに意識がいきがちですが、ここで要らなくなったモノを処分していかないと本当に大切な書類が見つからないことも。
入ってくる書類を考え、クリアファイルや書類ボックスの中も見直し空きスペースを作っておきましょう。また使わなくなったけれど、まだ使えるモノ(特に学用品)を使ってくれる人が見つかるようにネットワークや情報を整えておくとモノは更に活かすことができますよ!
最大12個の小物がひとまとめに収納できるフック
木をイメージしたデザインで、壁面にお気に入りのアイテムを吊るせば、インテリアのアクセントとしても使えます。
クローゼットに使ってバッグを、また、ハンガーラックに引っ掛けて、帽子やスカーフなどを納など使い方はアイディア次第。
フックの向きは回転させるだけで360℃調節が可能。
フックの位置もクリップリングでお好みの位置に合わせられます。
フックの高さ調節も簡単にできます。
リフォームも
お任せください!
長く家に住んでいると、部屋の中にモノが増え、空間が狭くなってしまうことにお悩みではありませんか?
モノがあふれると整理整頓をするのも一苦労。
お部屋の空間も狭くなると、気持ちも窮屈になってしまいます。
そんなご入居者様向けに、お部屋の整理収納力をぐっと高める収納リフォームをご提案いたします。
「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。