本格的な深い秋がやってきました。
日本では収穫の季節は、神様に感謝を込めてあちこちでお祭りが行われますね。私の住んでいる近くの神社でも毎年新しいお札を各家庭に配ってくれます。お札はありがたく神棚に供え、古いお札を下げます。
そこで出た古いお札の取り扱いを皆さまはどのようにされていますか?
皆さまのお宅にもこのような古いお札や、いつから持っているのかはっきりしないお守りはありませんか?またはお土産などで気軽にもらったもので七福神のついたキーホルダーだったり、縁起物の人形だったり、意外と家の中には最後の扱いに悩むモノが存在しているものです。
ゴミの山で見つけた女の子のお人形
何年も前のあるゴミの日の出来事です。ゴミを出しにいったらゴミの山の一番上にお人形が箱に入ったまま捨てられていました。
箱のふたがセロファンだったので女の子のお人形だと分かりました。捨てた人もゴミの中に人形を埋もれさせるのは可哀想だと思ってそっと置いたのかもしれませんね。
古いお札・お守り専用の保管箱
お札もお守りも人形も自分を守ってくれるモノなので、いざ手放す時にとても悩むものです。多くの方が案外困っているアイテムとも言えます。
そこで私は「お札・お守り箱」と書いた箱をひとつ用意してあります。そして交換するお札や古いお守りが出てきた時はその箱に入れておきます。
年が明けて、最初に神社やお寺にお参りに行くときに必ずその中のモノを持っていき「今まで守ってくれてありがとうございました・・」と感謝して納めるようにしています。簡単な収納箱ですが、これをつくってからはずいぶん気持ちが楽になりました。しかもお守りは一年で効果がなくなるのだそうですよ。それを知ってからいつまでも持っていても意味がないと気持ちが切りかえられるようにもなりました。
思い出の詰まった古い人形・・・悔いのないサヨナラの選択
もうひとつ多くの皆さまが悩んでいるモノに古い人形があります。
目のあるものは昔から大事にすること。捨ててはいけないなどと記憶の中にインプットされていることが少なくありません。それでも手放したい人形はあるものです。以前は神社でもお寺でもいつでも引き取ってくれましたが、今は環境問題もあり焼却も簡単にしてくれなくなりました。しかし調べると、葬祭業者なのでは年に何回か人形供養を行ってくれるところがあります。
行政でも新年度のお知らせで人形を集めてくれる日をあげています。インターネットで「人形供養」と検索すると供養してくれるお寺や神社の名前が出てきます。費用も数千円から段ボールひと箱いくらなどと様々です。
手放したい人形をいつまでも部屋に飾っていたり、収納の奥に溜めこんでしまっていたりするようであれば、お札箱のように入れ物を決めてそこにまとめ、ありがとうと供養してあげた方が気持ちよくサヨナラができるかもしれませんね。
コレクションケース
お気に入りのコレクションなどを並べて収納できます。全面はガラス製で背面が鏡になっているので、中のモノが全部見えます。
埃も入らないので大切なモノを安心して保存できます。
ここに並べるモノはお気に入りだけになるので益々愛着が増すうえ、リビングに置いてもインテリアも兼ねた収納で一石二鳥と言えますね!
あなたの大切なモノの特等席といえるでしょう!
今回は友人から相談を受けたことがきっかけで、お札やお守り、人形のことを書いてみました。
具体的な収納の話しではありませんが、誰でも一度は取り扱いに困った経験があるのではないでしょうか? どのように扱ったらいいのか分からず、ずっとそのままにしておく。結果たまっていくという悪循環が生じます。特に心のよりどころのモノは難しいと言えます。人形といえども何体も部屋の中にあると埃も溜まりやすいので注意しましょう。たまには他のモノと取り替えたり、置き場所を変えてみたりして、雰囲気を変えるのもいいかもしれませんね。
「整理収納アドバイザー」佐藤慶子先生 ご紹介
静岡県静岡市生まれ。 2010年に整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師資格を取得。 静岡県内を中心に、セミナー、2級認定講座、収納サービスなどを展開。 NPO法人ハウスキーピング協会所属。 静岡県内各地で整理収納講座や女性講座の開催実績多数。
ブログ「ビバ!スタイル整理収納アドバイザー 佐藤慶子」
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