全国的には年々長雨や豪雨災害が増加。
この県内でも大災害に見舞われてしまった地域もあり、ここまでの異常気象に見舞われてしまう事を、今から10年、20年前を思えば、殆どの人がこの様な事態を予想していなかったと思います。
いつかではなく、今できる事前の話合いをご家族皆様と設けて頂ける事を願います。
そのきっかけともなるのが、家の点検やお掃除です。ご家族皆様でもやれる事が沢山あります。
特に海水を含んだ水に濡れた外壁、カーポート、フェンス、ポストなど。そして、落ち葉が詰まった雨どいや雨水枡。いずれも早め早めのお手入れが大切です。
そしてお掃除が終わったら、災害時に我が家はどうするか、そして日頃の備蓄物はちゃんと完備されているかのチェックまでを、ご家族皆様でやって頂く事をお勧めします!
外壁
まず最初にドロ汚れを取り除きます。ホースを使って上から下へ、ゆるく水をかけながら洗い流します。高所はノズルの水流を変えて、高い位置まで届く水圧で水洗いを。なお、窓のサッシまわりや換気口がある軒天まわりに水を直接当てると、建物内に浸水する恐れがあるので注意しましょう。
水だけで落ちない汚れは、洗車用の柔らかいスポンジやブラシで塗膜を傷つけない様に軽くこする様に洗います。傷みやすい目地は、雑巾などを使うのがおすすめです。しつこい汚れは、スポンジなどに台所用中性洗剤を含ませて軽くこすってから、洗剤分が残らないよう洗い流します。
がんこなコケや藻が付着している場合は、外壁専用洗浄剤をローラーかハケで塗布し、30分程度放置してから水で洗い流します。
換気扇や排気口の油汚れが付着している場合には、ぬるま湯で薄めた台所用中性洗剤をラップにたっぷり吹き付け、油汚れに貼付け、その後に古布などでふき取り、水洗いをします。
カーポート、フェンス、ポストなど
汚れが軽い場合
水で濡らした雑巾ややわらかいスポンジで汚れを拭き取り、から拭きします。
汚れがひどい場合
- 水で濡らした雑巾ややわらかいスポンジで、全体についたホコリや砂を拭き取ります。
- 薄めた中性洗剤でひどい汚れを落とし、洗剤が残らないようによく拭き取ります。
- 全体をから拭きします。
- ボルトなどのゆるみもチェック。ゆるんでいたら締め直しが必要です。
- 最後に門扉やポストの蝶番に、シリコーン系潤滑剤をスプレーしておくと開閉がスムーズになります。
屋外階段
階段の汚れはほうきで掃き出しましょう(水洗いは避けてください)。手すりや目隠し板の汚れは雑巾でから拭きし、踏み台や踊り場はほうきで掃き掃除をするだけで十分キレイになります。
雨どい
- 安全のために手袋をはめ、脚立または踏み台を安定した場所に立てます。
- 後枠(前枠)の中にある落ち葉などの大きいものを取り除きます。取り除く際、割り箸を使用すると細かい所まで取ることができます。
- 雨どいへの落ち口(ドレイン)のゴミも必ず取り除きましょう。これを取り除かないと水がたまり、思わぬところから雨漏りが発生することがあります。
ゴミ出しエルボの付いているものは、ゴミ出しエルボの下のキャップを回し、キャップをあけてゴミを取り出します。キャップをあける際、水が出る可能性がありますので、十分注意してあけてください。
雨水枡
建物の四隅や庭にある雨水桝のフタをマイナスドライバーなどで開けます。
お玉や油こしなどを使い、たまった泥や枯葉を取り除きます。
雨水枡とは
家に降り注いだ雨や雪を集水・貯留して流量の調節をする設備です。多くは「とい」のそばにあり、建物の四隅や庭に設置されています。雨水桝に枯葉やホコリなどがたまると配管が詰まる原因になり、そのままの状態で放っておくと悪臭のもとにもなります。
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