A.セキスイハイム東海コールセンターからの回答
蜂の巣除去は危険な為、専門業者にご依頼ください。(特にスズメバチの場合は大変危険です)弊社でも駆除業者のご紹介は可能です。また市町村によっては駆除業者の案内や助成金制度がある場合がございますので、一度、お住まいの地域の市役所・町役場にお問い合わせ頂くことをお勧めします。
蜂は特に夏から秋にかけては、攻撃的になる時期になりますので巣を見かけたら近寄らないようにしてください。
蜂は巣に特徴があり、その形で時に危険なスズメバチか他の蜂か判断ができます。
また、香水の匂いや黒いものに攻撃する習性があるようです。
スズメバチ
攻撃的で一直線に早く飛びます。特長は大きくずんぐりしており色はオレンジと黒のシマシマです。近づくと襲ってきますので見かけたらご注意ください。
巣の特徴
入り口が一つの丸いボール型で大きさが10~30cm程、外から蜂が見えません。
アシナガバチ
スズメバチに比べて攻撃性は弱く、後ろ脚を長く垂れ下げフワフワと飛びます。
巣の特徴
お椀を伏せた様な形で大きさは直径が5~10cm程、外から蜂が見えます。
ミツバチ
攻撃性は弱く、毒針は持っていますが比較的おとなしいです。
巣の特徴
養蜂以外の野生のミツバチでは木の枝などにぶら下がる様な巣で蜂が巣全体に群れています。外から蜂が見えます。
ハチに刺されない様にご注意下さい
- ハチの巣に安易に近づいたり、触れたりしない
- 庭木の剪定をする時は、まず、周囲に巣がないか確認する
- ハチが飛び回っている時は、刺激しない
- 洗濯物にハチがまぎれ込んで刺される事があるので注意する
- 黒い着衣、化粧品(香水、ヘアスプレー)の匂いはハチを刺激するため、使用に注意する
万が一、ハチに刺されてしまったら
- ハチに刺された場所(巣の近く)から、できるだけ離れる
- 刺された箇所(傷口)を、流水でよく洗う
- 刺された箇所(傷口)に抗ヒスタミン軟膏や、ステロイド軟膏を塗る(アンモニアは効果がありません)
- 刺された箇所(傷口)を濡れたタオル等で冷やし、安静にする
- 症状がひどい場合は、速やかに医師の診察を受ける
絶対にやってはいけない対処法
- 患部にアンモニア(尿)をかける
⇒ アンモニアでハチの毒は中和できず、尿は時間が経てばたつほど雑菌が増えます。 - 口で毒を吸い出す
⇒ 口内にキズがあると、傷口からハチの毒を吸収してしまう可能性があり、危険です。 - ハチから慌てて逃げたり、手でハチを振り払う
⇒ ハチは素早く動くものに本能的に反応します。そっとその場を離れましょう。
こんな時はすぐ行院へ
- 刺されて数分後に気分が悪くなり、動悸がしたり、発疹が出てきた
- 多数のハチに刺された
- 目に毒液が入った
※ハチに刺されて死亡する原因の多くは、「アナフィラキシーショック(アレルギー反応)」によるものです。過去にハチに刺されたことのある人の一部にショックを起こす人がいます。短時間のうちに、心不全や呼吸不全等の症状が起こることがあるので、早急な治療が必要です。
ハチの防護服貸出について(スズメバチ以外のハチの場合)
ハチは、庭の木や草・畑などの害虫を食べたり、花の受粉を助けたりする益虫です。生活に支障のないところであればそっとしておきましょう。
しかし、家や庭などの身近な場所にハチの巣ができ、人への危害が加えられる可能性がある場合には、各市町村の市民安全課等にご連絡、ご相談してみて下さい。防護服を無料で貸し出して貰える場合があります。(但し、事務所、店舗、畑、林などで使用する場合は貸し出しは対象外となる事が大半です。)また、防護服の貸し出しは予約制になっているので、事前にお電話でご確認をして頂く事をお勧めします。