A.セキスイハイム東海コールセンターからの回答
自分がいる場所によって症状が出たり消えたりするようなら、それは「夏型過敏性肺炎」かもしれません。原因はトリコスポロンというカビの一種。そしてこの病気が怖いのは、何年も繰り返すうちに「慢性型」になるというところ。慢性型になると、肺胞が繊維化(硬く 縮む)して肺繊維症の状態となり、数カ月から数年をかけて徐々に悪化し、最悪の場合、呼吸不全を引き起こすことにもつながります。
こうなる前に、少しでも気になる症状があれば、すぐに病院(呼吸器科)へ。併せて住居内の環境改善も忘れずにおこないましょう。
夏型過敏症肺炎チェックリスト
- 夏の間(5月~10月)だけ症状が出る
- 毎年、同じ季節になると繰り返し症状が出る
- 自宅を離れる(職場、学校など)と症状がおさまる
- 自宅内にカビ臭い場所がある
多くの場合、抗原(カビ)は自宅内に
つまり抗原であるカビに近づくほど症状が重くなり、離れれば軽減する、これが原則です。
多くの場合、カビの発生場所は自宅のエアコン、キッチンや浴室などの水まわりですが、カーペットや畳の裏にも要注意。家でゴロゴロしていたり、出先から帰宅すると症状が重くなる、しかもこれが毎年繰り返されるようであれば、夏型過敏性肺炎を疑ってみましょう。
重要なのは早期発見・早期対処
夏型過敏性肺炎には風邪に似た症状だけで終わる「急性型」と、そこからさらに症状が進み、最終的には肺の機能低下を引き起こす「慢性型」があります。大切なのは急性型のうちに早期発見し、生活圏から原因のカビを除去すること、これに尽きます。
カビは気温20~30℃・湿度60%以上で最も発生しやすくなります。高温多湿な梅雨を迎える前に、エアコン、キッチンや浴室などの水まわりをしっかり掃除しましょう。
エアコン
週に一度はお掃除を。季節の変わり目などでしばらく使用しない時は、最後の日に送風運転を行い、内部を乾燥させましょう。但し、すでにカビが発生していると思われる場合(エアコンをつけると咳き込む…など)は、専門の業者に依頼して掃除してもらうのが確実です。
その他
浴室は入浴後、壁などの湿気をふき取るだけで、カビの発生をおさえ
ることができます。また、カーテンに隠れた窓辺もカビが発生しやすい
ため、ホコリや汚れがたまらないように、こまめに掃除しましょう。
夏型過敏性肺炎から家族を守るために
「快適エアリー」(鉄骨系)・「空気工房」(木質系)などの空調システムを搭載されていないお宅では、
一度、住居内の「空気の質」を徹底的に見直してみましょう。
そこで、ぜひともご検討いただきたいのが「空気清浄機」の導入です。ひとことで空気清浄機といっても値段も性能もさまざまですが、夏型過敏性肺炎対策として選ぶのなら「カビ」の除去効果のチェックを忘れずに。その点、世界最高レベルの空気浄化能力はもちろん、カビ菌をはじめ、ウィルスやアレル物質も素早く徹底的に除去する、北欧生まれのこんな製品なら安心です。